2000万人の高齢者がテレビ操作に困っている。そこに金が落ちている総務省の統計を見れば一目瞭然。65歳以上の人口は3625万人、総人口の29.3%。さらに内閣府の調査では、高齢者の約6割が「スマートテレビやリモコンの多機能化についていけない」と回答している。
テレビを一番見ている世代が、一番操作に困っている。
電源を入れたらホーム画面が英語表示。NetflixやAmazonプライムの広告バナーが画面の半分を占める。NHKを見たいだけなのに、リモコンの「dボタン」を押してしまい、データ放送から抜け出せない。挙句の果てに有料チャンネルの申し込み画面で固まる。
息子や娘は遠方に住んでいる。電話で説明しても「ホームボタンってどれ?」から進まない。結局テレビを諦めて、ラジオに戻る高齢者が増えている。
この「テレビ難民」状態の高齢者一人ひとりの背後に、お金を払ってでも解決したい家族がいる。
訪問設定代行の相場は1回8000〜15000円。家電量販店の出張サポートが1回5500円〜なのを考えれば強気の価格設定だが、それでも依頼は絶えない。なぜか。量販店のサポートは「初期設定」まで。ホーム画面の整理、 ...
SNS を開けば「海外展開、PMF、プロダクト競争」ばかり。TikTok Shop や Shopify を語らないと時代遅れ扱いだ。でも自分のタイムラインをよく見ると、静かに稼いでいる連中はみな地元密着で、建材屋の社長に AI 客服を入れたり、越境卸業の女将に画像認識システムを組んだりしている。
国内の B2B × AI 市場は、想像以上に飢えている。問題は「客がいない」ことじゃない。「客の居場所を知らない」だけだ。
なぜ海外はキツいのに、地元は金脈なのか海外赛道の混み具合はどうか。2024 年から今まで、「AI 個人開発者が SaaS で海外進出」系の記事が何百本も量産された。結果? 同質ツールが乱立し、有料転換率は 1% 以下、CAC(顧客獲得コスト)は天井知らずだ。
翻って国内中小企業。深圳で 20 年线下卸をやっている女将が越境 EC を始めたいが技術がわからない。建材卸の社長は顧客への事例共有を微信で何十 MB もの PDF を投げっぱなしで、更新のたびにヘトヘト。独立系の室内設計士は毎日微信で同じ質問に回答し続けている。こいつらは予算も痛いところもあるし、決裁も超速い。一発 ...
なぜ AI マンガは 2026 年最も見過ごされている流量金鉱かTikTok、Lemon8、動画号を開けば、画面が美しくリズムが速い「日マンガ風短編ドラマ」が流れる。3話で完結するフックが強く、コメント欄は「続きが見たい」「これはAIが作ったのか」で埋まる。かつてこのクオリティはアニメチームが何十人も3か月かけて作っていたが、今では一人、一台PC、一連のツールチェーンで7日間に1本仕上げられる。これがAIマンガだ:LLMで脚本を書き、Midjourneyまたは即梦で分镜を描き、可灵またはSoraで静止画を動画に変換し、最後にCapCutで編集して公開する。
ビジネスモデルはシンプル。短編ドラマは2025年に最も伸びたジャンルだが、実撮はコストが高く、俳優のギャラも高く、炎上リスクもある。伝統マンガは制作が遅く、動画化が難しい。AIマンガはその中間に位置し、実撮短編よりインパクトが強く、伝統マンガよりコストが低い(※未検証)、さらに伝統アニメスタジオより生産性が高い(※未検証)。ヒット作の広告ROIは約1:3~1:8と報告されている(※未検証)。制作費はほぼ電気代とツールサブスクリプショ ...
一、「AIでPPT生成」この商売、過去2年で稼げなかった本当の理由AIでPPTを作って本当に単価を取れるのは、クライアントがそのまま開いて編集できるPPTXファイルを納品したときだけ。画像を一枚ずつ貼り付けたスライドではダメ。
PPTはサラリーマンにとって最も身近な「半成品ビジネス」だ。クライアントが求めているのはデザイン性ではなく、「提出できる・自分で直せる・自分の名前で出せる」ファイル。過去2年、世に出たAI PPTツールはほぼ全員この道を塞いでいた。吐き出される.pptxの中身は、スライドマスターに画像を詰め込んだだけ。クライアントが開いて愕然とする。文字は触れない、グラフはクリックできない、配色は変えられない。結局やり直しを頼むか、AI原稿を捨てて作り直すかの二択になる。
つまりこの商売のボトルネックは「AIが描けるか」じゃなく「AIが書いた後、人間がまだ触れないか」。GitHubリポジトリ hugohe3/ppt-master(リポジトリ記載ではstars 5万規模、独立未確認、MITライセンスで商用可)はここを正しく突いている。内容を画像に潰さず、PowerPoi ...
中国の国営メディアが「オーストラリア産ユーシーイー」を暴いた夜、越境健康食品を扱う連中の多くは一睡もできなかった。
このブランドはメルボルン原装輸入を謳い、ルテイン配合のアイケア商品に有名タレントを大量起用。各ECモールで「海外旗艦店」として販売し、商品表示は広州の保税倉庫(税関監理下の越境倉庫。貨物を先に国内へ運び、注文後に消費者へ発送する仕組み)からの出荷だった。記者が調べると、実際の生産地は安徽省——仙楽健康科技(安徽)有限公司の委託製造だった。海外登記住所はさらに酷い。メルボルンの自動車修理工場。広州は中国運営会社の所在地に過ぎない。
複数の苦情受付サイトには当日、数十元から数千元規模の返金・賠償請求が殺到。「返金+3倍賠償」を求める声が相次いだ。関連するEC店舗は即座に閉鎖され、救済ルートはほぼ塞がれた。
だがこのニュースを「また偽ブランドが潰れただけ」と片付けるなら、本当に価値あるものを見逃している。
ユーシーイーは単独事例ではない。5年以上稼働し続ける一つの完成されたビジネスシステムの氷山の一角だ。ブランド側、委託工場、保税倉庫事業者、インフルエンサー、広告運用者——この ...
なぜAIでPPT作成は「半製品」の罠にハマり続けたのかここ2年、「AIがワンクリックでPPTを生成」と謳うツールは、ほぼすべて同じ場所でコケてきた。納品されるのはPowerPointファイルではなく、PNGの長い画像か、ロックされたHTMLテンプレートのどちらかだ。
この2つの産物には致命的な欠陥がある。クライアントに「3ページ目のあのデータ直して」と言われたら、もう一度最初から生成し直すしかない。図形はドラッグできない、フォントサイズは変えられない、マスターは差し替えられない、レイアウトは再利用できない。時間を節約したつもりが、修正段階で全部吐き出す羽目になる。「AIによる効率化」が、いつの間にか「AIによる手戻り製造」に化けている。
さらに厄介なのがグラフと表だ。AIが生成するグラフはビットマップかスクリーンショットであることが多く、数字を1つ直すために元データから再実行。数式はもっと悲惨で、画像として潰れているか、LaTeXレンダリング後の四角いブロックが埋め込まれているだけ。「この数式、フォント小さすぎ」とクライアントに言われたら、また振り出しだ。
この「半製品」の罠の正体は、 ...
アイスロボット1台の評価額220億円:器用な手が具身知能のマネープリンターになる上海・呉江路のDQ店舗で、1台のロボットが一見「バカみたいな」作業をしている。
消毒庫からカップリングを取り出し、紙コップを引き抜き、アイスマシンに合わせて注ぎ、オレオクラッシュを振りかけ、混ぜ、カップの縁を拭い、最後にコップを逆さにする——DQ名物の「逆さにしても落ちない」検証だ。全55工程を完全自律でこなし、店員は横で指一本触れていない。
店員なら2〜3分で作る。このロボットは6分かかる。
倍以上遅い。でも誰も急かさない。
DQも、ロボットを開発したSharpaも、効率なんて気にしていない。彼らが狙っているのは別のものだ。データ。
この記事の最後に、普通の人が食い込める3つの稼ぎ口を明かす。
これは格下げじゃない、次元を上げた実戦訓練だこのニュースを見た大半の人の第一印象はこうだろう。100億円規模の評価額の会社が、アイス屋のバイト? 宝の持ち腐れでは?
そう言う人は、具身知能の競争ロジックをまったく理解していない。
普段レストランで見かける「ロボット」は、ほぼ全部が皿を運び、配膳し、行ったり来たりする ...







