## ほとんどの人が AI 求职でやっている方法、根本的に間違っている
ChatGPT を開いて、求人票を貼り付けて「履歴書を直して」と言い、コピーして、貼り付けて、応募する。返事は来ない。
何が悪いの? 一発生成。一つの AI に「書き手」と「審査員」を同時にやらせるから、ぬるい文章が出てくる。文法は正しいが、切れ味ゼロ。ATS に一瞬で弾かれる履歴書だ。
就活は主観的で工程が多く、精神も削られるプロセスだ。何十通送っても面接がほぼ来ないのは、能力の問題ではなく、フローが工学的になっていないからだ。
## リストラされた地球物理学者が、就活をパイプライン化した
ソース投稿によると(以下データ未検証):GitHub に `ai-job-search` というオープンソースプロジェクトがあり、star 2.9 万超。著者の Mads Lorentzen 氏は元地球物理学者で、リストラ後に Claude Code で就活 Agent フレームワークを構築。69 通応募して一次面接 20 件、最終的に AI エンジニアへ転職成功。
69 応募で 20 面接、一次通過率 約 30%。通常の一括応募は 5% 未満。ソース投稿によると、著者は LinkedIn でこのファネル数値を公開している。
だが数字が本題ではない。本題は「就活」をブラックボックスから、AI が実行・検証・反復できる標準ワークフローへ分解した手法だ。
## このフレームワークの核心:Drafter + Reviewer 二段構え
ソース投稿によると、プロジェクトの核は Drafter + Reviewer の二段 Agent 構造:
- **Drafter(起草)**:職務経歴を読み込み、求人票に合わせた履歴書・志望動機を作成。
- **Reviewer(審査)**:全新コンテキストで起動する独立 Agent。初稿に影響されず、自分で企業を調べ、第三者視点で初稿を批判。
この設計が一発生成の弱点を直撃する。1 体目の Agent が書き、2 体目が全新視点でダメ出しする。「この経歴は求人要件と無関係」「動詞が弱い」「最近その会社リストラ中なのに志望動機に言及なし」。差し戻し、再生成。
ソース投稿によると、フローは 4 コマンドで駆動:`/setup` で経歴 DB 構築(PDF 履歴書取り込み、LinkedIn エクスポート、インタビュー形式入力に対応)、`/scrape` で求人検索・並び替え(デンマークの Jobindex / Jobnet / Jobbank を内蔵、コマンドで他地域へ拡張可)、`/apply` で応募資料一括生成(マッチ度評価、LaTeX 組版、ATS キーワード検証、PDF ページ数チェック付き)、`/interview` で面接準備パッケージ生成(企業リサーチ、STAR 法ケースマッピング、モック面接)。
全データはローカル保存。SaaS を通さない。
## 稼ぎたい人にとっての意味
ルートは 2 つ。
**ルート 1:自分で使う。** 今転職活動中、特に技術職なら、1 枚の履歴書を全求人へ使い回すのはやめろ。プロジェクトを Fork(github.com/MadsLorentzen/ai-job-search)するか、この発想で Claude に組ませろ。経歴 DB + 求人解析 + 二段 Agent 相互審査 + ATS 検証。「Reviewer 批判」だけ実装しても、履歴書品質は競合の 9 割を抜ける。
**ルート 2:サービスとして売る。** ここが本題。
## Step 1:ワークフローを「履歴書 sniper サービス」として商品化
Mercari、Lemon8 で「履歴書添削」を検索すれば、客単価 ¥500〜¥3,000 の出品が大量にある。全部、人力か GPT 一発生成だ。こちらには二段 Agent 相互審査 + ATS キーワード検証がある。品質次元が完全に違う。
価格戦略:ライト ¥1,500(履歴書最適化 + ATS キーワードレポート)、スタンダード ¥4,500(履歴書 + 志望動機 + 志望企業リサーチ)、プレミアム ¥9,000(面接準備パッケージ + モック面接 Q&A 付き)。コストは? Agent 1 回分の API 費用、数百円。
## Step 2:「Before / After」でコンテンツ集客
Lemon8 に投稿:左にクライアント元履歴書の ATS 解析結果(キーワード一致率 31%)、右に最適化後(87%)。この可視化比較は履歴書系サービスで最強のコンバージョン素材。さらに TikTok ショート動画「AI 審査官に履歴書をボロカスにされる様子」を撮れ。衝突感で再生数が伸びる。
3 月・4 月の就活期、秋季採用シーズンがトラフィックピーク。1 ヶ月前からコンテンツを仕込め。
## Step 3:履歴書から「就活フルサポート」へ拡張
クライアントが面接を獲得したら、面接対策パッケージをアップセル。さらに上は、留学生・転職者向けに「就活伴走プラン」を月額 ¥25,000〜¥50,000 で提供。毎週納品:求人選定リスト、カスタム応募書類、面接振り返り。1 人で伴走 10 クライアントを抱えれば月収 ¥25 万〜¥50 万、体力仕事の 80% は Agent が処理する。
英語が得意なら、Fiverr と Upwork に直接出品。「ATS-optimized resume with AI review」カテゴリは客単価 $50〜$150、日本語市場より競争が緩い。
## さらに大きな示唆
このプロジェクトの真価は就活そのものにはない。「主観的で工程が多く、結果を検証できる」サービス業はすべて Agent ワークフロー化でき、10 倍効率で納品できる、という実例を示した点にある。
留学出願エッセー、提案書、移民書類、論文フォーマット審査——全部同じ構造のビジネスだ。「クライアントが高額払っても、納品工程が極めて煩雑」な領域を見つけ、Drafter + Reviewer の相互審査構造で工学的化しろ。相手は人海戦術、あなたは API 駆動。非対称な競争武器が手に入る。
今夜やること:自分が知っている有料サービス領域を 1 つ選び、納品フローを全部書き出せ。AI に下書きさせる工程、2 体目の AI に批判させる工程に印をつけろ。その紙が、次のビジネスの設計図だ。